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車両図鑑

澪岡の大動脈として、
激動の歴史を走り抜けた名車たち。
1917年、当社の前身である千代丘電気軌道が設立され花開いた鉄道文化。
約110年に及ぶ当社の歴史を描いた名車たちを紹介します。
1917-1941
創世期(戦前期)
第一次世界大戦の影響を受け、1915年後半から好況に転じた日本経済の中、
千州地方の千代丘・神崎の両都市でも路面電車が開業し都市の発展が始まりました。
それと同時に両都市間の移動需要も高まり、
鉄道による貨客輸送を求める声が多く挙げられました。
この日本の好景気と両都市間の移動需要の増大を受け、1917年(大正6年)の5月、
千川博文の手によって千州地方初の鉄道会社、千代丘電気軌道株式会社が設立。
同年6月、千代丘~白雪間の免許を取得し、翌月の7月に工事を開始すると、
同年12月1日に千代丘から神崎(現・神崎市)駅間において軌間1067mm、
直流600V電源を用いた電車による旅客・貨物輸送を開始しました。

TYPE70 -Ⅰ
千代鉄70型電車(初代)
1917
1917年12月1日、大正の千代丘に花開いた電気鉄道。
16年から19年にかけて計9両が製造、活気づく千代丘を華々しく飾りました。
現在の電車と比べ、車体も小さく非力ですが、電力という次世代エネルギーを用いた鉄道の開業により、千代丘は大都市への発展の道を歩み始めたのです

TYPE70 -Ⅱ
千代鉄70型電車(2代目)
1926改造
初代70型の9編成の内、5編成をダブルルーフから丸屋根に変更。 走行機器は86型との共通化や1200Vへの昇圧化などの更新工事が行われた他、残る4編成は事業用車のデジ71型に改造されました。
86型と共通運用の為、連結時にも使えるブレーキが追加され、車体を鋼製化し、電動機も86型と同じ物に換装されました。

TYPE86
千代鉄86型電車
1926
1200V昇圧対応と音無高軌への直通対応車として1926年2月15日に登場。
旅客需要が増大していた千代鉄の救世主として、初の連結走行や、走行中の車両間移動が可能になるなど、千代鉄の歴史を大きく動かした車両です。
また、当時の日本国内では石油化学の技術力が他国に比べ低く、殆どの塗料は外国からの輸入に頼るばかりでした。
また、塗料の生産量も少なく軍需品として接収されるなかで、当社は塗装を青緑方面へと舵を切るのでした。
塗装パターンは70型電車を踏襲する形でクリーム色の塗り分けを行い、また、赤帯を巻くことで視認性の向上とデザイン性の二つを確保していました。

TYPE90(辻浜鉄道デ10型電車)
千代鉄90型電車
1928
辻浜鉄道の急勾配を多用した線路設備に対応するべく、大出力モーターを搭載し砂箱など空転対策を施した電車としてデ10型を1928年2月14日に導入しました。
このデ10型電車は1928年から、辻浜鉄道が千代丘鉄道に吸収された1937年まで、約9年間使用されましたが、車両製造を行った五十嵐鉄鋼会社が昭和恐慌のあおりを受けて1931年に倒産していたため、整備用部品が不足し故障が頻発。千代鉄に吸収された後は車番を90型に改めて使用されるも、800型電車に置き換えられ、廃車となりました。
晩年は千代鉄86型からの部品流用や機器の載せ替えなどで整備が行われていたため、外観は殆ど86型と相違なくなっていました。

TYPE800
千代鉄800型電車
1937
1938年7月16日、乗客の増加に対応するため、2両編成の800型を導入しました。
従来車で生まれていた連結面の運転台分のデッドスペースを解消し、詰め込みが効くように改良されました。

TYPE850
千代鉄850型電車
1940
1940年、800型電車の製造が終了すると、800型のマイナーチェンジ車である850型が10月1日に登場しました。
車体の一部を木製から鋼製に変更するなど、細部に変更が加えられています。
1946-1970
躍進期(戦後・高度経済成長期)
終戦直後の当社の輸送力は著しく低下しており、それに対して旅客需要は、食糧の買い出しや遠隔地への通勤者などの影響を受け、異常なほどの増加傾向にありました。
また、道路輸送の輸送力不足から急増した鉄道旅客需要への対応も重なる中、車両不足や電力設備など、戦後の千代鉄は輸送力増強が第一の課題となりました。
輸送力をするため、千川重工から直流電動機の供与を受け、1945年から600型
電車を製造。施設復旧もすすみ、安定輸送が開始されました。
その後の高度経済成長期には輸送力の抜本的な改革が行われ、1955年以降、
第五次まで続く「輸送力増強計画」として継続されました。
1977-1992
新CI期(ブランド戦略期)
コーポレートアイデンティティが更新され、「千代鉄」が再定義されました。
陳腐化した標準色に代わり新コーポレートカラーの青が採用され、
鉄道車両をはじめにグループ各社に青の波が広がっていきました。

Series6000(1次車・2次車)
千代鉄6000系電車
1977
1977年8月25日、大正時代から続いた標準色も遂に終わりを迎え、新塗装を施した6000系を導入しました。
当時の千代鉄とは思えない大胆なデザインでしたが、多くの人に受け入れられ、現在まで千代丘の蒼として受け入れられています。
この車両デザインを採用した6000系は、後年3次車の登場に合わせて順次更新工事が行われました。
そのため、1次車、2次車に関しては先頭車両の長さが少しだけ長くなっています。

Series6000(3次車以降)
千代鉄6000系電車
1978
1978年8月 、デザインは1次車・2次車と大きく変わり、以降6000系は全先頭車両がこのデザインへと統一されました。
フロントが普通鋼製、他車体はステンレスを採用しています。

Series2000
千代鉄2000系電車(二代目)
1980
1980年、乗客需要は伸びる一方で、6000系では車両不足に陥りました。
そこで、状況を改善すべく新形式の増備車両として2000系が登場しました。
先進的なデザインで最新形式として相応しい車両となりました。
また、千代鉄本線が延伸され雫原まで延伸されたことも相まって、本線系の速達化にも大きく貢献しました。
この車両は2012年に引退し、三代目2000系に形式を受け渡しました。

Series7000
千代鉄7000系電車
1988
1988年7月10日、千代鉄にも都市間連絡の速達化の時代が到来。
これまで走行していた老朽化した旧型車両を全編成置き換えるべく、88年から91年にかけての4年間で計304両が製造され、千代鉄は100km/hを超える速度での都市間高速輸送を可能としました。
3ドア8両、転換クロスシートを装備し、乗る人を楽しませてきましたが、2021年4月20日に引退が発表され、同年8月1日に引退しました。

Series8000
千代鉄8000系電車(初代)
1990
1990年5月1日に、車両運用の冗長性を確保するために登場。
従来からの設計思想を引き継いだ最後の新型車両で、1989年から1995年にかけての6年間に300両が製造されました。
連結しての運行を前提として設計され、貫通路を通して各編成を行き来することができます。
この電車は2020年に廃車され、2022年に登場する二代目8000系に形式を引き継ぎました。

Series9000
千代鉄9000系電車(初代)
1992
1992年5月13日に、車両運用の冗長性を確保するために登場。
千代鉄の先進性を大きくアピールするため、従来の設計思想とは大きくかけ離れた大胆なデザインとなりました。
2005年には修繕工事が行われ、前面・側面の行先表示幕、種別表示幕が反射型LCD表示機(三菱電機製)に更新されました。
この電車は2021年に廃車され、2022年に登場する二代目9000系に形式を引き継ぎました。
2000-
新系列期
ブランド戦略の一つとして始まった青の系譜。
ミレニアムを乗り越えた千代鉄はさらなる青を追求していきました。
新型の車両制御システム「TISC」を開発し、乗務員の負担軽減を
行うなど、次世代に向けてすべての人にやさしい電車を目指しはじめました。

Series5000
千代鉄5000系電車(二代目)
2000
2000年5月1日に、千代鉄通勤型車両の新しい標準として登場。
2000年から2010年にかけての10年間に計210両が製造され、千代鉄を次世代の千代鉄へと進化させました。
新型の車両制御システム「TISC」を搭載し、 運転士は運転台に備えられたパネルから出区点検、主回路関連、補助回路関連、 サービス関連の指令を送ることができるようになり、運転台周りの機器やスイッチ類を減少させ、乗務員の負担を軽減しまし た。
また、雪対策として強制パンタ上昇装置やスノープラウを搭載しています。

Series12000(永信急行電鉄2000系電車)
千代鉄12000系電車
2007
11000系(永急1000系)の後継車両として2007年10月16日に登場。
千 代鉄5000系以降に搭載されている「TISC」を、永急線内で初採用し、業務の効率化を図りました。
殆どの性能を千代鉄と共通化させており、整備を容易にしました。
2024年に千代丘鉄道に移管され、12000系に改番しました。

Series13000(永信急行電鉄2500系電車)
千代鉄13000系電車
2020
11000系(永急1000系)の置換車両として2020年4月1日に登場。
千代鉄5000系以降に搭載されている「TISC」を、永急線内で12000系(永急2000系)に引き続き採用し、業務の効率化を図りました。
殆どの性能を千代鉄と共通化させており、整備を容易にしました。
2024年に千代丘鉄道に移管され、13000系に改番しました。

Series3000
千代鉄3000系電車(二代目)
2020
6000系、7000系の老朽化による置き換え新造車として2020年5月13日に登場。
19年から22年の四年間にかけて計108両が製造され、「TISC」の標準搭載化に加え、バリアフリーゾーンの設置、車内監視カメラや話せる車内通報装置の初設置など、2020年の千代鉄を代表する車両となりました。
また、雪対策として強制パンタ上昇装置やスノープラウを搭載しています。

Series3000 3001F
千代鉄3000系電車(復刻塗装)
2022~
2022年から、千代鉄のPR活動の一環として旧標準色をリバイバルラッピングして運行しています。

Series10000
千代鉄10000系電車
2021
6000系、7000系の老朽化による置き換え新造車として2021年1月28日に登場。
20年から22年の二年間にかけて計186両が製造され、「TISC」の標準搭載化、バリアフリーゾーンの設置など、千代鉄の先進性を表す車両となりました。
また、雪対策として強制パンタ上昇装置やスノープラウを搭載しています。

Series2000
千代鉄2000系電車(三代目)
2021
本線・空港線の輸送力増強用として2021年4月20日に登場。
2021年から計180両が製造予定でしたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大による旅客需要の減少により、2022年に製造が終了しました。
「TISC」の標準搭載化や、空港線での運用時を想定した乗り心地向上のため、台車や車体間にヨーダンパを設置し、また、接客面においてもスーツケースなどの大型荷物収納スペースの設置など、グローバル化する千代鉄を代表する車両となりました。
また、雪対策として強制パンタ上昇装置やスノープラウを搭載しています。

Series50000
千代鉄50000系電車
2021
通勤特急のための車両として2021年8月16日に登場。
21年から計224両が製造されましたが、2022年50028編成の落成を最後に生産は終了しました。
「TISC」の標準搭載化や、車内コンセントの全席完備など、千代鉄初の特急車両となりました。
千代丘寄り3両にリクライニングシート、その他5両はL/Cシートを搭載しており、フリーランスな運用が可能です。

Series8000
千代鉄8000系電車(二代目)
2022
車両運用の冗長性の確保を目的として2022年5月20日に登場。
「TISC」の搭載化や車内LCDの表示言語の拡充など、接客面でも従来車よりも大幅なリニューアルが加えられるとともに、車両デザインにおいても当社初となる前灯や尾灯、急行灯を上部に纏める斬新なデザインを採用し、大きく広げられた前面窓と曲線を多く用いた親しみやすいフォルムの千代鉄の新たなフラックシップ車両です。

Series8000 8001F
千代鉄8000系電車(復刻塗装)
2022~
2022年から、千代鉄のPR活動の一環として旧標準色をリバイバルラッピングして運行しています。

Series9000
千代鉄9000系電車(二代目)
2022
車両運用の冗長性の確保を目的に8000系に続いて2022年6月1日に登場。
21年から23 年の二年間にかけて計180両が製造され、「TISC」の標準搭載化、バリアフリーゾーンや優先スペースの設置など、接客設備の拡充を図る一方で、車両デザインでは、前灯を中央に設置し尾灯と急行灯を上部に集約して設置した斬新なデザインを採用しています。

Series52000
千代鉄52000系電車
2022
千代鉄特急の需要逼迫への対応として2022年7月15日に登場。
「TISC」の搭載や、車内コンセントの全席完備など、50000系から引き継いだ点も多くありますが、一番の特徴として、千代鉄特急の新たな標準色として車体色を一新、旧標準色を踏襲する形で千代鉄特急色として令和の時代に約50年の時を越えて復活しました。
また、6両編成中千代丘寄りの2両を有料座席指定サービス「C-Car」専用の指定席車両としています。

Series20000
千代鉄20000系電車
2022
車両運用の冗長性の確保を目的として2022年7月20日に登場。
2010年頃に導入予定だった電車のデザイン案を流用し、コストダウンを図ると共に、モダンなデザイン性を確保しました。
「TISC」の搭載や車内LCDの表示言語の拡充を行うほか、ホーム検知装置の設や防犯カメラの大幅増設等、安全性の向上に大きく寄与しました。












